- 第一章:オーロラは何処に?
- 第二章:オーロラの高さ
- 第三章:オーロラの色
- 第四章:4-1 基本的な形 - オーロラの形
- 第四章:4-2 観測場所による形
- 第四章:4-3 明るさによる形
- 第五章:オーロラが光るしくみ
- 第六章:オーロラ発生のしくみ
第四章・オーロラの形 (オーロラのしくみ)
4-3 明るさによる形~ オーロラの明るさと、目で見える形 ~
オーロラは、大気中の物質が発光している現象です。肉眼で、非常に明るいオーロラが見られるときは、 多くの大気中の物質が光っていることになります。
光っている物質が多いほど、明るいオーロラとなります。
図Aのように、肉眼ではオーロラと判断するのが難しいほど暗いオーロラが発生したとき、 カメラにて撮影してみると、図Bのようなカーテン模様をした、オーロラの姿が映し出されている場合があります。
また、よくある現象として、図Bのように観測地上空に存在するオーロラの全容がわかるほど明るいものが、数分後に、図Aのように 暗くなり、最終的に消えてなくなることがあります。(逆の場合もある)
【図A 暗いオーロラ】 |
【図B 明るいオーロラ】 |
~ オーロラがカーテンのように揺れるて見える理由 ~
オーロラが揺れ動いて見えるのは、発光している大気が動いているからではありません。
下の図のように、大気中の物質それぞれが、時間の差をおいて発光しているために、カーテンが揺れ動くように見えるのです。
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